柴又駅周辺の風景
2004年と2007年に京成線柴又駅周辺を散歩しました。
その時の風景写真になります。
柴又駅ホーム
映画【男はつらいよ】で何度も舞台になったホームがここ。
旅立つ寅さんを妹のさくらが見送るあのシーンが、ふと頭をよぎる。
寅さん像
柴又駅を出ると、すぐに寅さん像がお出迎えしてくれる。
視線は身内が営む団子屋の方角へ向けられているなど、製作者の粋なはからいが受け取れる。
正月も三日目のこの日は初詣に向かう人や参拝を終えて帰ってくる人などでいっぱいだった。出店などもたくさん出ていてとても賑やかだった。
帝釈天参道
土産物屋、食事店、甘味店などが軒をつらねる帝釈天の参道。情緒ある昔ながらの風景が心をなごませる。少し歩くと、前方に柴又帝釈天が見えてくる。
新年の参拝を終え、境内で一休み、多くの初詣客を眺めながら、この後すこし周辺を散歩でもしてみようかなと思った。
山本亭
帝釈天の裏側にある山本亭を少し見学してみることにした。
大正時代からの古く趣のある住居や庭園などが一般に公開されている。
庭園の中には戦時中に使われたと思われる防空壕の跡が保存されていた。
寅さん記念館
山本亭のすぐ近くには寅さん記念館があり、寅さんにまつわるいろんなことが展示してある。柴又の観光コースの定番、柴又に来たら立ち寄りたいスポット。
江戸川河川敷
江戸川の土手は地域住民の憩いの場になっており、晴れた日の休日などは、皆、思い思いに時間を過ごしている。
矢切の渡し
江戸川の河川敷には有名な演歌にもなった、あの矢切の渡しがある。
休日は多くの観光客が訪れる。
せっかく来たので、矢切の渡しに乗船してみる事にした。
乗り場の桟橋には他の観光客数人がすでに並んでいた。
ゆっくりと舟は岸を離れ江戸川の真ん中あたりにさしかかった。
一月の寒風の中、舟は対岸の千葉県にむかって進んでいく。
対岸の桟橋が見えてきた。
対岸に到着すると、矢切の渡しに関することを詳しく説明した案内板があった。
読んでみると、歴史は江戸時代にまでさかのぼるのとのこと。
当時、この渡し舟がどのような役割を果していたのかなどをこの記述から、いろいろ想像してみるのも面白いかもしれない。
この日は柴又散歩のつもりが成り行き上、千葉県の矢切地区にまで来てしまった。
せっかくだからと、少し周辺を歩いてみようと思って江戸川の土手を下りてみると「野菊のこみち」の案内があった。
この辺は小説「野菊の墓」のモデルになった所だという。
それでは、という事で野菊の墓文学碑のある西蓮寺まで歩いてみる事にした。
しかし、もう日も傾き夕暮れが近づいてきた。
なんだか心細いので日が暮れる前に到着しようと早歩きで急いだ。
野菊の墓文学碑
なんとか日が暮れる前に到着できた。
文学碑は高台にあり、その隣には、この辺が昔、2度の大きな合戦があったことを記述する案内板が掲げてあった。
野菊苑展望台
文学碑のあるところから歩道橋で隣接している野菊苑展望台からの眺め。
ここからは矢切地区や東京方面の景色が一望できる。
今日も調子に乗ってかなり歩いてしまった。
もう矢切の渡しも運行していない時間だ。
どうやって帰ろうかな。
それとも、松戸街道からバスで市川駅か松戸駅に行ってそこから帰ろうか。