新柏駅周辺の散歩
2012年3月に東武野田線の新柏駅周辺を散歩したときの様子です。
新柏駅
繁華街の柏に近づいたせいだろうか、駅前はこの沿線の中でも比較的商業が発達しているように見受けられた。
駅前ロータリーの中央にはちょっとした憩いのスペースが設けられてあった。
そこには大きな木が一本立っていた。
この駅前に何十年と立ち続け、駅前を行き交う人々を見てきたのだろうか。
そんなことを思った。
駅前には東武ストアが営業していた。
郊外の街でよく見かけるような駅前の風景だと思った。
駅前に佇み、さてこれからどうしようかと考えていた。
たかが一駅を東武線に乗って柏駅までの運賃を払うのも惜しかった。
まだ時間も4時前だ。
どうせなら常磐線の南柏駅か北小金駅あたりまで斜めにショートカットして歩いてみようと思った。
駅前の地図で大まかな方角だけ確認し歩き始めた。
しかし先ほどから若干の尿意を感じる。
途中でオシッコがしたくなったらどうしよう。
そんなことが多少気がかりだったがもう歩き始めて駅から遠ざかってしまった。
もう引き返す気にもなれない。
そのまま意を決して歩くしかなかった。
駅前から少し坂を登り、少し高台になっている地域を行く。
西に傾いた陽射しが家々を穏やかに浮かび上がらせていた。
そんななか大まかな勘を頼りに、常磐線の沿線までの散歩は続いた。
光ヶ丘周辺地域
途中、光ヶ丘のコンビニに立ち寄り先程から我慢していたトイレを借りた。
これで後半の行程を気分よく歩けそうだ。
トイレを借りて何も買わずに店を出るのは気まずい。
缶コーヒーを1本買うことにした。
店の前でその缶コーヒーを飲みながら3分ほど休んだ。
その後はコーヒーの甘い余韻に浸りながら歩き続け、JR常磐線の北小金駅までたどり着いた。