我孫子駅から手賀沼への散歩
2007年の2月に我孫子駅から手賀沼へ散歩したときの様子です。
2月の土曜日の午後、今日は我孫子の南口方面を散策してみることにした。たしか南口からは手賀沼が近かったことを憶えている。手賀沼の周辺をのんびりと散歩するのもいいかもしれない。という事で手賀沼方面に向かう事にした。 と、そのまえに駅前に写真が説明文とともに据えられているのを見つけた。なんだろうと思い近づいてみた。
我孫子市ゆかりの文化人
近づいてみると志賀直哉、武者小路実篤、柳田国男などの我孫子にゆかりのある著名な文化人たちのことが記されていた。彼ら著名な知識人や文化人が思いを寄せた我孫子とはどんな地域なのだろう。そんな事も頭の片隅に入れて散歩を楽しんでみようと思った。
南口駅前には、こんな機関車の像もあった。写真に収めただけで素通りしてしまったので、なにを記念して作られたのかわからないのが残念だ。今度来たときはじっくりと説明書きを読んでみようと思う。
けやきプラザ
南口を出て左側にはけやきプラザというビルが建っていた。公共施設などが入っているらしい。
我孫子駅南口を後にして手賀沼方面に向かう。手賀沼へ向かう道は、なだらかな下り坂になっていた。
手賀沼公園
10分ほどで手賀沼べりにある手賀沼公園に到着した。なかなか感じのいい散歩が出来そうな雰囲気だ。これで天気もよかったら言う事ないのだが。
アビスタ 我孫子市生涯学習センター
公園内に入るとまず目に入ってきたのはアビスタという建物。なかには図書館や公民館がはいっている。自然豊かな手賀沼のほとりに、このような施設があるなんて素敵だと思った。
手賀沼
手賀沼の湖岸に到着。
この日、水辺にはたくさんの水鳥たちを見ることが出来た。
視界がひらけて気分がいい。湖岸には、ぼんやりと湖面を眺めながら寛ぐ人など、皆、思い思いに時を過ごしていた。
アオコ分離脱水装置
湖のほとりに、なにやら機械のようなものがあるのを見つけた。説明書きには「アオコ分離脱水装置」と記されていた。水質汚染の著しかった手賀沼ならではの装置といえようか。説明書きによると、汲み取った手賀沼の水からアオコをとることが出来るとのこと。とれたケーキ状のアオコは肥料などに利用できるという。さらに新開発のフィルターを使っているので薬などを使用しないでアオコを回収できるというすぐれものであるらしい。
手賀沼に向かって左側に行くと湖沿いに歩ける遊歩道が整備されていた。車も通らないのでのんびりと寛ぎながら自分のペースで散歩を満喫できた。
水の館
手賀大橋を過ぎたあたりから、視界になにやら風変わりな建物が入ってきた。近づいてみると「水の館」という施設らしい、入場無料ということなので、ためらわず入ってみた。
館内には手賀沼に生息する魚などが水槽のなかを泳いでいたり。手賀沼に関するさまざま資料が展示されていた。手賀沼は水質汚染ワーストワンを記録したことがあることからか沼の浄化対策に関する展示も多くみうけられた。
展望台からの眺め
水の館の最上階は展望台になっていて、手賀沼の自然を一望できる。対岸に広がるハスの群生地や手賀沼終末処理場なども見渡すことができる。
水の館を出た後、我孫子駅方面に戻ることした。帰り際に白樺文学館や志賀直哉邸跡への標識があったので外観だけでも観ていくことにした。
白樺文学館
我孫子駅についた頃はもう日も暮れていた。今日は自然を満喫した散歩が出来たうえに、我孫子市ゆかりの文化人達の生活に思いを馳せ、ちょっぴり文学的な気分になったような気もする。都心から常磐線で簡単にアクセスできて充実した散策を楽しめたので少し得した気分だった。